ワールドカップ開幕まで・・・あと19日。
今日の練習見学は2万人超だそうで・・・どひゃー!どひゃああー!
ちょっとしたスタジアムが満員になる数ですなこりゃ。
4年前の大会は代表が世間とはだいぶ隔離されたところにいたようであんまりワールドカップの実感も感じなかったような記事を目にした気がしますが・・・今回は選手も合宿始めから世間の期待を肌で感じまくり、といったところでしょうかね。
いやー、いよいよ本番が近いんだな、って感じですネ。
それにしても・・・昨日の練習後のユージのエピソードにちょっと感動しました。
午前練習後。中沢が1人、ファンに近づけるネット際へ。
そのままネット際を手を振りながら、グラウンド3面分を歩いて回った。
「誰かが行かないと、誰も行かないから」と率先してファンサービスを実施。
その中沢に誘われ、午後にはFW大黒(グルノーブル)や巻(千葉)らも…。自然に選手とファンが一体となっていった。(
サンスポより)
ユージィィッッ 。・゚・(ρT∩T) ・゚・。
昨日テレビのニュースでも見ましたが、ああいう選手の気遣いがどれだけ嬉しいことか。。
昨日の午後の練習後の様子や、恐らくさっきテレビで見たのは今日の午前中なんじゃないかと思うのですが、結構色んな選手が共にグラウンドを回ってるのを見て、ちょっと感激しました。
実は、ユージは・・・宮崎合宿でも1人すごく気をつかってファンサービスをしてくれていたのですよね。。
練習を終えて宿舎に戻る時、ものすごく多くのファンが「サインをお願いします!」と言う中、混乱することも考えてかほとんどの選手がそのまま帰っていくのですが、選手の列からフラ~ッと外れてユージは1人トイレに入っていて・・・で、他の選手みんながいなくなったところでユージがトイレから出て来て、「仕方ないなぁ~」という素振りを見せながらも彼はファンサービスを始めたのです。
始めはそんな気にしてなかったのですが・・・
その後の練習の帰りがけに毎度、彼は必ず選手の列を外れてトイレに行って、そしてしばらくして出て来て「仕方ないな~」とばかりにファンサービスをして。
2度、3度と同じことを繰り返すその姿を見ていて・・・それって、ユージは毎度トイレに行きたかったわけではなく、トイレに行くフリをしてファンサービスに応えようとしていたということに気づきました。
そして、「トイレに行く」というワンクッションを置くことが、ファンサービスをせずにそのままその場を去っていく他の選手へ非難が及ばないようにする彼なりの配慮だったんじゃないかな、と。
もちろんユージもいつもいつもファンサービスに応えてるばかりでもなく、断ってる姿も見て来たけど、でもああいう姿を見たファンがどれだけ喜ぶことか・・・それでまた「応援しよう!」というキモチも大きくなるってもので・・・ホント、ユージのファンサービスの精神には改めて感激、でした。
たとえサインをお願いするのが無理だとしても、声援に会釈で応えたり、手を上げて反応したり、ちょっと顔を向けてくれるだけでも・・・たったそれだけでも、その一挙手一投足で相手に与える影響がとても大きい立場なんだということを、もっともっと色んな選手が理解してくれたらナー、なんて思います。
2月にドイツでボスニア・ヘルツェゴビナ戦を観た時、試合後日本人のサポーターにろくに挨拶もせずピッチを去っていく選手の姿を目の当たりにした時には本当にガッカリさせられました。
あの試合、日本人に割り当てられたバックスタンドの中心部の多くを埋めたのは、現地日本人学校の何百人という生徒たちでした。
小学校1年生くらいの子たちも、多分サッカーとか日本代表とかわかってないんだろうなー・・・という感じの子たちもそれはそれはたくさんいたのですが、でも子供ながらに一生懸命「ガンバレー!」とか「ニッポンー!」とか声を出して応援していたし、あの日は小雪まじりの本当に寒い日で、冬のサッカー観戦に慣れてないヒトにとってはとっても厳しい90分間だったと思います。
結果的に試合内容も厳しいもの(!)になってしまって・・・選手があんまり気が進まない状態だったのはよくわかるのですが、でも試合後、ワタシの記憶に残ってるのは・・・イナとツネがセンターサークル付近からバックスタンドに向かってちょっとだけ手を叩いてくれただけで・・・選手は誰一人として応援していた日本人の方へ歩み寄って来てくれることもなく、そのままロッカールームへと消えて行ってしまいました。
そうかと思えば、対戦相手のボスニア・ヘルツェゴビナの選手は・・・サポーターへの挨拶をし損ねて一瞬ロッカールームへと下がってしまいそうになり・・・でもサポーターが「挨拶に来いよ!」とばかりの大ブーイングを浴びせ、「ハッ!」と気づいた選手は皆走ってゴール裏に行き、選手は手を繋いでサポーターと一緒にバンザイをしていました。(ちなみに試合は引き分けです。)
明らかに数では勝っていた日本の応援席と、ボスニア・ヘルツェゴビナの応援席との試合後のあまりの違いに・・・もうホント、何よりガッカリでした。
正直「サイテーだ。」って言葉が普通に出て来た感じです。。
あの時の子供たちの応援は選手に届いてなかったのか・・・ピッチから間近の席だったから伝わってなかったわけはないでしょう。
でも、あの試合後の選手の様子からは、スタジアムへ足を運んだサポーターへの感謝の気持ちは微塵も感じられませんでした。
祖国から遥か遠い地で「日本代表を応援しよう!」と楽しみにしていた人達がどんな思いを抱いて帰ったのか・・・それを思うと本当に本当に残念でした。
あの試合の翌日に観に行ったクロアチアvsアルゼンチンの試合でも、(あの時はアルゼンチンに勝ったからということもあったんだろうけど)クロアチアの選手とサポーターが一緒になって勝利を喜んでいるところを目の当たりにして・・・「あんな風に選手と一緒に喜び合いたいなぁ。。。」ととても羨ましく思いました。
日本代表の試合は・・・いつだって試合後の挨拶がどこかしらけているような気がして・・・本当に「共に闘った」という思いを選手とサポーターで分かち合えたなー、と思えたのは、アジアカップで優勝した時だけじゃないかな、って。。
もちろんサポーターにも問題はあるのだとは思うけれども、でも・・・たまにはね、嬉しさのあまり試合後ゴール裏に走っちゃうくらいの選手の姿を見たいかなー、なんて。
・・・そんな贅沢(!)は言わないまでも、「応援アリガトウ!」というキモチをサポーターが汲み取れるだけの挨拶くらいはしてほしいかな、と。。
その気遣いがスタジアムから帰るみんなのキモチをまた全然違うものに変えていくのですよ・・・と。。。
日本代表だから、他の選手の手前「自分なんて・・・」と遠慮する選手の気持ちもわからないでもないのですが(たまに選手によってはサインや写真をお願いされた時に「…自分でいいんですか?」って言ったりするヒトもいるんですヨ。。)、やっぱりそれぞれみんな『日本を“代表する”選手』なんですからネ・・・挨拶やファンサービスも、それなりの責任を感じて対応してもらえたら・・・なんて思う今日この頃デス。
って、ちょっとエラソーにいってみたり。てへ。
・・・って、なんか愚痴愚痴書いちゃったけど・・・でもそんなんだから余計に、ユージをキッカケに昨日・今日選手がファンの声援に可能な範囲で応えている様子を見て感激もヒトシオ、だったのでした。
そして、単純なワタシは「ユージがんばれ!!」と応援するキモチが2倍にも3倍にもなったのでしたー。
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中澤さん素敵ですね(涙)